自己紹介

自己紹介局の現在状況私の歴史館趣味この指と~まれ!

稲垣 直樹

Naoki Inagaki



この写真は、WWW.QRZ.COMにupしたものです。1998年夏撮影

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免許住所

 愛知県春日井市神領町   

現住所:QTH

 〒227-0062

  横浜市青葉区青葉台  


生年月日

 昭和17年5月5日(1942-May-5)


星座  おうし座

 

免許番号

 第2級アマチュア無線技士

 昭和35年1月30日免許

 識別信号 JA2ANX

 

Have a FCC-610 License

 

その他

 一級小型船舶操縦士

   昭和50年3月28日免許

   第8100841252821号

 

  アマ無線運用の理念

私のスローガン

心ときめく「わくわくさせる出会いの創出!」。時に失望や失意のどん底にありても

常に新しい対等な友達の輪を作ってくれる。
いつまでも、そして永く楽しみたい。

この世界

 

My QSL Card;世界で最初の「木製のQSLカード」で、DX局にはめずらしがられ、また世界最少サイズ(実用的でないが・・!)と書籍に紹介された。(NHK「電波科学誌」1964年 月号掲載)









実質QRTから約45年、途中上図写真中央のパケット装置で数年運用、その後Tasco社製のリグが壊れたので再びQRTのトンネルであった。
そして、古希を迎えて氷河期を超えムクムク!と甦りつつある「アマ無線」のユートピアに!



   カムバックの戸惑い!  2012年秋頃から執筆


とまどい:その1【受信術】失敗の巻

DSP機の受信方法は、真空管機時代とは真逆だ!・・・・の認識であった。 
QRTしてから約半世紀ぶりに、偶然にKwnwoodのTS-950SDX機が我が机に鎮座した。(入手経緯顛末は別頁にて掲載します)
逸る気で、まずANTどうしようか?と思案し、昔の3/8λANTを繋いだが、まったくの無音、これではダメと外す際に中心軸線のみで雑音関知できた。
しからば、「ともかく線を引っ張れ、何か聞こえるはずである・・・」と100円ショップで40mのワーヤーを屋根から軒へ引き回しそして雨樋を経由して(近所とXYLには鳥防止と事前に説明)折り返しでなんとかベランダ手すり内に全長貼る。

そして、ダイヤル回すも何にも聞こえない?。ならばCWにSW on→なんとか数局がQSOしてるみたい。
ダイヤルを隅から隅までグルグル回しても、こんなにJAの空は空いているのか?そんなはずない・・・
どうしても、昔、9R-42を使ってた受信感覚の雰囲気と姿と違う。

   真空管時代の受信姿勢  DSP時代:珍局探しの風景  備考
 行動標語  Watch Watch そしてWatch !  どこにどの局が出ているかの外部情報武装型  
 探しの姿   ダイヤル回して珍局探し   その周波数に出ているはずだ!の決め打ち型  
 聞き分け   雑音の中から、耳フルターで選局   雑音の中から帯域を絞り込んで信号を浮き出す。  
 帯域全体の印象  本人の声の抑揚特徴でコール無きも聞けばすぐ相手の顔が想像できた、そして大電力局はそれなりに「ガーン」と入りなければすごいロケーションの良いところに住んでいてすごいANT建てているなー・・・と一人かってな想像で楽しめた  帯域がCWは500Hz、SSBは2.7Kと最適に設定されており、そしてノッチで近隣雑音を排除、機械的で大電力局もノイズすれすれ局も均等の強度で聞こえる感じである。
 送信側でもスピーチクリッパーや送信各段で余分な帯域に電波を出さないのでSkype程度ならば良しとする。
 交信でQSL交換ができればよい。


 「枯れたタオルを絞り込ん」で、交信成立は事後にクラスターで確認、ホッとする・・・のが今流だ。。
 
個人行動の特徴  語尾や語調でその人なりの口から泡飛ばす姿が見て取れる。

 その人の間合いと音声強弱で、本日のご機嫌まで見えたものだ。
 「73」送信に続く「トン、トン」の間合い間隔で人柄が忍ばれる。
 SSBは、Slope Tune で、受信側の好みに替えて交信する。
 
自分の スタイル  不確実なる偶然性を楽しむ    特定で確実なQSOを求める姿  
 探究心  「KSの法則」発見や電離層の変化に自分流の知見を同期させたワクワク感に浸る姿。   未知なる領域の電波伝搬の隘路の発見が、数(Entitiyとやら)が増える自己欺瞞の社会。
(代返やなりすましQSOで何が楽しいかの価値観が違ってきているのであろう・・・)
 

こんな、今浦島状態で憂鬱になったり、イヤイヤまだ「今のアマ無線界をまだ見れていないんだ」「今の若いハム仲間の楽しみ方は理解が出来ない!変わっている」の座標軸変化に驚きを隠せない。また自己反省で、我、KENWWODのFlagーship機が悲鳴をあげている(俺等はまだそんなでない、よく現実をみろ!と叫んでいるようである)。


とまどい:その2【DX局の受信】失敗の巻

 バンドの状況がどの程度開けていて、我が装置はどこまで受信できるのか珍局いないのか?なんてカムバック組の頭がよみ上げた。(まるで昔のナイスショット・シーンのみ浮かび上がるのと酷似)そんなんで、ダイヤルをくるくる回す、なにか静かだ!おかしい?と思いきやダイヤル1回転が10Khzであるがこれを早回しそてCW帯だれも出てない、不思議だな~JA局は国内スキップだろう・・・と益々ダイヤル早回し、バンドエッジに行くまでに疲れてしまった。

どのバンドも開けていない。しかしDXClusterでは、JAの猛者連中が地球の裏側の珍曲(私にとって)とQSOしている・・・ことがわかる。どうせ巨大ANTで1Kw局で山の上やセカンドハウスからの交信であり「金持ちの遊び極まるな~」なんて自己満足で、今日は寝るって決めたものだ。
数ヶ月して、どうもそんなこと無いな・・・と再び3.5~21までやってみた。→ダイヤル早回しで手が疲れた。しかし時々「おっッF8FAZが入感してるぞ!」とか、「W9NGAとVK4FWがどこか入感しないが競って呼び続けているぞ」そしてSSBでW6WBが7.142で肉声が聞こえ初めてのカリホニアが受かったうれしさがこみ上げてきた。

そんな状態で屋外PLCパブコメ締切とやらで忙しさに紛れ、しばらく放置。所詮こんなもんか?とも早々と決めていた。しかしこれが後から旧式受信術であったことが解りだしたのである。
なんとCWでDX局を探すのであるから500Hz&500Hzに設定していたのである。
諦めたころ夜中の3時頃目が覚めRA1TJ局のCQを聞きながら「えぇッの悲鳴」に気が付き、なぜ今時の受信機全面にバンドスコープ画面が鎮座益しているのか!・・・との意味がわかった。
今流の受信術は「決め打ち型で周波数どんぴしゃりへ急行だ」そして「行列が出来上がっている店(珍局)に並ぶのだ」そしてWatch、Watchでなく文明の利器を総動員駆使すべきである。
昔のダイヤル回す速度を手で微妙に調整して、影にかくれている珍曲を射止めるやり方(魚の釣り方が変わってきた)から大きく変化していた事を認識させられた一幕であった。


そこで、「ちょっと見の見解でアマ無線を語られてはたまったもんでない・・・」と、これは失礼!と次なる野望が頭を持ち上げた。
なにしろ、Condexは冬型だ。アマ局が増えたのに何故か静かだ!。ダイヤル回しても受かる局が少ない・・・。何が起きてるか、受信術が悪いのか?自己嫌悪に陥る。

そんなんで、HF全体の様子把握より3.5、7に絞って少しDXQSOの様子を探るべくANTを水平屋根伝いのLongWire(しかも長さ、線の貼り方もめちゃくちゃ)でJAの主要な局が5NNを送っている相手局が受信できなければ話にならない・・・・!QSOは相手局が入感しないと成立しないものと思いきや、この思い込みがとんでもない錯誤の時代である事が後程判明した。


とまどい:その3【アンテナ事情】失敗の巻

 RXの受信口まで来ていなければ音にならない。そこでやはりANTだ・・・と心を入れ直した。
我が家(平屋木造一軒建:約35坪の狭域)は、かのバブル期後半に手に入れた華やかな地区と称される「青葉台」しかも青葉台駅から1分の至近距離で「どんぐり公園」の横と、くれば風光明媚な緑が多い明るい開けた地区を想像するが、急な傾斜地を平坦にした造成地である。
朝の東日は昼頃まで斜め日で、昼頃になるとやっと2階の広間が暖かく感じられる崖の下である。
そんなんで、半波長水平ANTなんて絶対無理。塔も基礎をする場所が無い。
しからば垂直系しか考えられない。

最近のCQ誌をむさぼる。たしか数年前CY0か、どこか超レヤーなDXped局と交信できたと大々的宣伝が乗っていた・・・その垂直ANTが浮かんだ。
どこの会社か?どんな型式か、すっかり忘れているので、CQ誌とやらを眺める他手段が見つからない。
CQ誌は(なんだ!最近は広告が少なくなりスルムになったな)をむさぼる事になったが、広告掲載はない。広告頁が約半分の厚さがあった時代からすると、これも時代の流れ・・・と納得させられた。

人生で初めてHamfair2011なるもの参上仕ったおり「EH ANT」コナーに捉った記憶たよりで、出てきた名刺がJA1WWB、JA1BBE、JR2AQN陣の「HFアンテナ研究会」面々の熱意であった。
その他、頭の隅にあったのは「マイクロ??てなアンテナ」だ。
ともにどこから電波が発射されるか?の議論が盛んである。しかし皆その昔の情報で、今は静か!決着がついたのか?どうなってるのか?結論はアース工事にあるらしい・・・と感じた。

そこでアパマンANTを求めて『特選ハムのアンテナ製作集』なるものでマイクロバード・アンテナに焦点しぼり就寝前はにやにやしながらこれを夢みて執筆JA1SCW局のHPを眺める毎日であった。
写真が多いのが、昔の紹介(CQ誌『アンテナハンドブック』)に比し、イメージしやすく助かる(恥ずかしながら拙者原稿もそのアンテナハンドブックにまだ掲載されている)・・・結論は、ともかくなんでもよい。やってみよう!だった。

そこで、近くの神社から竹を1本拝借し(その神社は誰の持ち物で誰に交渉すればよいかわからないので、黙って1本に竹を背に担いで逃げてきた)その戦利品が
                    ↓この竹材、枝はそのまま。ぐるぐる無造作に巻いた姿
                                         左上からの太い線は東京電力の支線だ!

 こんな伐採状態のままの竹にアルミ線全長が3/4λになるようにグルグル巻いた。竹の天辺では、長さ稼ぎの少ループ約20ターンが見える。(題してパラソル型ANT)
(セコイ知恵:この天辺のコイル状の輪が朝日でチカチカ光る、よって近隣のおじさんにはヒヨドリ鳥の糞避け・・・と説明し、どこかの宗教行事とは違う!と絶呼した人間様に効果抜群に感じた。DX受信より近隣の付き合いのが大切であると自分で納得の自称パラソルANTと命名)これがベランダに上がってしまったのであるから、XY○には、これで鳥の糞害は無くなったとして快く了承させた。(作戦成功!)
さすが垂直系である。凄い凄い!

我がノートには、CW受信でYO8DOH,RC9O,HL9CYP,JT1CO,4O3A(JA局は5NN送っているが我受信は229だ),BY1DX,LZ1771SDG,UT5MD,K1JD,3D2OU.OZ8R,F2GLO,M3LK,SP1KRF,ZL2AGY,UA3KN等(これらの局はビックガンと思われるが、水平型屋根沿いワイヤーANTに比べ、世界が広がった感じ一塩)相手局の微弱信号が、かすかに受信できる。

(しかしQSBの影響が強い、しかもJAが5NN送っているのに彼等モサ連中からの信号はノイズすれすれ、写真のようなANTであるが、さすがDSP受信機時代を感じる)でも、昔、胸がワクワクした高揚感はでない。
しかも3.5ではBA4TBがCQ出してja局が多数局がQSOをガンガンしてる。
なんだ昔「BY1PK」を脱兎のごとく呼び、胸を高まらせた姿が今の事のように甦み帰り、時代の変化・進歩!を感じる一幕であった。

DXやるならば垂直系に「心」は決まった。

今のアマバンドをみて【「怒鳴る」より「耳を澄」まそう」 by JA6HW】角居OMの言が身に染みる。


そして、2年間の受信のみで「今のアマ無線界に慣れる」の生活を終える。
     (結局CW復活は諦めた














  絵でみる、我がカンバック『JT65Aの旅路』 <HP未定稿第1.0版>

釣り人→そこに魚がいた。 登山家→そこに見渡す雲海があった。 アマ無線家→そこに電波が飛んでいるのだ。

そろそろ昔の「心に響くアマチュア無線の味」を再び視野に入れ始めようとの気分が出てきた時に、行政による『認知症に関する国家戦略案の全体像』がおぼろげに姿をあらわした。

具体的内容は公表される12省庁の報告を待つが、我がリタイヤー後の人生の姿を想定するに(大袈裟だHi)これは今後の重要な共通理念があると感じた。
それは「ハム活動」と「認知症対策」の目指すところが微妙に重なりあったことだ。
その施策案では、若年層対策として『ダブル・タスク・トレーニンング』が叫ばれている。 簡単に言えば、その手法は「散歩しながら強烈に別の思考回路を働かせ!」であった。

毎朝ジョギングを日課としていた「頭と体を使う」事(二日酔や気分転換に澄み渡った空を眺めればピカッと光るアイデアが出る時もあった)は、アマ無線は室内で机に向かって体を動かす事の少ない趣味であり室内遊戯・・・と自認してきた拙者にとって衝撃が走るものであった。
これからの人生で、ハムが趣味でありサイクル19と共に歩んだ約半世紀前の「我がDXの魅力」は忘れがたいものが脳裏をかすめている。その経験ある者がこれから「ハムとどう付き合うか?」の課題に応えてくれるヒントがあった。それが「JT65技術」であった。

試しに受信してみると、受信完了しPC画面にコールが表示されてからの約10秒で「この局はNewOneか?、この局を呼ぶべきか、スルーすべきか?、2度目でないか、そしてパイル状態が予想されるか?、受信画面からみた相手局の相手局の振る舞いは? それに合うマウス操作が伴う、また我が愚妻の顔色は?」等々、この多面的判断を瞬時にせねばならない!。
これはいい運動だ。

しかも、現代は、呼出符号は数字が混入されてPrifexは2桁でカントリ-が瞬間に一致した時代とは隔壁の感がある。NewEntityであるか? 手元の『Ham Note BookCQ誌付録を開いている時間は無い。約12秒の速さで次なるステージに移ってしまうのである。CWの世界は、誰でもどんな信号でも「5NN」である。瞬間に自己満足で消える「みなし交信」や「妨害電波」まで出る始末には、カンバックが視野に入っている老年には「驚きと虚しさも」同時に感じざるえなかった。
 そして「拝金主義でシャックはショールーム化」し遠隔地アンテナ・ファームとKWにはある種の隔たりを覚えた、「2E26で勉強部屋天井に張ったTVフィーダー利用でVKと交信できた感動」は蘇らない、現実の今のアマ無線をと感じ憔悴した。

私達に「短波」という貴重な自然資産を与えてくれ、「短波」をコミュニケーションツーツとして技術開拓を行ってきた先輩達に感謝し守ろうとする理念も自然に芽生えたのであろう。そしてアマ無線界にもデジタルの波が来ている。近年脈動が伝えられるPSKもJT65も聞けばアマ無線家の開発と聞いた。それらが世界標準や規範に採用される時代にいたっては「アマ無線のパイオニア精神」健在を実感できた。

そんな再開助走があり、我がカンバックは『10W GP』そして『JT65技術』へと自然に進路は取られていったのである。


カンバックに際しての『関白宣言』

我家の食卓に「庭で育てたローズマリーを飾り、Xの手作り料理を楽しみにしながら、吹き抜け天井窓から、真珠婚式に見たデカポ湖上のカノープス星空」をゆっくり語らう時間などがあったか? それら人生航路を還り見る余裕は皆無であった。
そして、人生の全てが生活基盤を整えるのが最優先選択要素で生活が流れて言った。趣味に費やす没頭する時間や経済的余裕も見出せない我が航路は、一直線に駆け抜けた人生であった。が、今、「毎日が日曜日」である。

「ハム」カンバックに際し、趣味が齎す効果で、残りの「約20年程度の人生」に一層の充実感を持たせたい。
それは、
まず最初に
  ・「拝金主義」と「数の競争」には組みしない態度が貫けるか!
  ・無線の喜怒哀楽を家庭内に持ち込まない態度が貫けるか!
  ・Entity「数の競争」で、人生にとって別の大切な何かを犠牲にしてないか?

などが脳裏をかすめた。それは自分自身の生き方を顧みることにあった。

これからは「永年連れ添った妻にイヤな思いをさせない・・・」が原点であった。それらは妻が嫌っている。
   ① 「ピーピーギャーギャー」と騒がしい音を出さない。

   ② 「食事よ・・・!」とXから呼ばれた時、パイルアップを辞しすぐ卓につけるか。
   ③ 部屋がショールーム化している割に妻の洋服型紙の置き場は狭い、改善できるか。

これらを最大限尊重し、実行動でその姿を見せることができるかの課題である。そして、墓場までと言わないが・・・いつか来るであろう「加齢現象と体力低下」を遅らせたい。何か記憶を蘇らせるもの(最近歌手の名前がでてこない)反復集中する事を探す。それは、何事も急かず焦らずゆったりとした人生リズムで過ごしたい。そして、些細な事でイライラせず、定年委嘱を終え家庭内にいる時間が増えた我が身を省みる

① 考えてみると、自分の家庭での居場所が狭くなっている。
② 「高揚感」や「充実感」が鈍って来て「にっこり」と返される機会が少なくなった。
③ 今迄の生活インフラ整備の金銭的尺度から年金生活への転換が待ったなしである。

等々を加味し、ハム・カンバック指針として
      過去の(約50年前)DXCCの望郷は忘れがたいが、「その達成感」「ワクワク感」
       いわば自己満足感は、その後のチャレンジ精神の源になった経験を再び感じたい。

   ⑤    家族とのマッティング問題を余りにも自己中心で考えてきた反省を態度で示す。
   ⑥   それは妻との時間を割く(いくらEntityを稼いでも我が「高血圧」の値は下がらない)。
   ⑦    燐家・住んでいる地域とのマッティングが優先するので、大型ANTは立てない。→GP
   ⑧   趣味投資額は年金生活の身の丈にあった範囲は妻と同等以下。→中古機の活用
   ⑨   ハイパワーは省エネ時代に適さない・・・10Wで行こう。

これらは、それは真空管時代と今では、コールサインに数字が多く迷ってしまう自分があり、空をチラ見すると、高速「5NNTUでは余りにも味が無いと感じからであろう。
今流のアマ無線環境に慣れる事から始めねば自爆するので「約1ヵ年の受信のみ」で得た私なりの結論であった。

そして、約半世紀のQRTで「半田コテ」も持たない状態、テスターも無しでのスタートであったが、JT65-HFのお蔭で経済的にも合理的なJT65A1stQSOが成功した。50年間ブランクを飛び越える感動を彷彿とさせた。このQSOで夜も興奮が続き朝方まで寝つかれない喚起の姿で甦った。
ハムの人達は、部屋の中で機械と会話して外の空気と触れないが少なく非健康的な姿であり、今の子供達のファミコンやLINE中心の生活態度と余り変わらない自分の姿に移ってみえた。以上の要件からも、カムバックのハム生活の中核は自然とJT65に絞られてきた。

以下ハム界カンバックすると自分の誘惑に負けそうになる自分が見えたので、『関白宣言』で退路を断ち生起するであろう欲望を制御するため、妻より先に第3者に担保をしたためたのである。

           

              平成27年1月1日投函 年賀状

これで退路を絶った「ハイパワーや大型ANT」の願望は遠のき、反面、我が愛妻への絆は太くなろう!。


JT65を運用すると、数々の場面で敗戦しNewは涙を呑むケースが出てくるが、自分の『関白宣言』で装置・設備関係は自ずと決っている。これが自分に与えられた天命と思えば(自分の甲斐緒なしを証明してる)気が楽になり、愛妻にも笑顔で接しられる。アマ無線は相手双方とが電波が飛ん成立する遊びである。電離層の恩恵にあずかる自然が与えてくれた有難い地球資産を使わさせていただくのである。

これらは、受信:decord出来なければQSO出来ないのであり、後はANT利得で先んじるほかは無い。山頂の頂きにシャックを構えるほかに手段は無いのである。

サイクル24でこの冬型コンディションでは、HFハイバンドの21/28MHzJT65モードが微弱電波のQSOでその有効が発揮できている。特に日の出時と日没時間帯のグレーライン地域が僅かな時間、僅かな電波伝搬によるQSOの可能性を体感できる。

ハイバンド受信信号強度深度とグレーライン時間推移概念.pdf
拙図:受信状況俯瞰図参考解説:『HF通信入門』JL8AQH前田隼著 CQ出版社2013年刊 第44-5


それは自局の設備(拙者は「10W GP」第2線級の少設備と自認)であれば自分の立ち位置(-10db以上で安心して交信できる)下図のような(第1線の方はHFと言えども、3エレ以上のビームANTで受送信で+約10db以上のビハインドである) 縦軸の-10db-20dbラインが我が身の適切な立ち位置:ポジションであると認識してスタートした。


                 

近隣への配慮(女房の感覚では妥協の限界)、東電電柱(移設交渉中)の条件で、2階ベランダ利用のたすきがけポールで、給電部は屋根より1mHが限度であった。

CW交信の受信レベルとされる-20dbラインより深部の微小信号によるJT65通信」の言葉に、忘れがたき郷愁を覚えた。今の世の中で 10W GP』 が、どこまで使えるか!の実践記録である。




我がカンバックJT65Aの旅路は、太陽活動サイクル24のボトム期にあたりCondexは最低、K=4~5が続き、Bamdは死状態でありWatchしても暗黒な毎日が続いていたが、この少設備でも、順調なスタートを切り出せた・・・と思っている。
JT65Aのアマ無線人口は、まだまだ少ない。よって「CQを出す局をいち早く呼ぶ」のが習慣になった。しかしこれの落とし穴にはまった。
24時間常時体制に近い運用で、JT65電波送信の1分がDX局を追っていると直ぐに十分程度の連続送信状態になりTS-950SDXが悲鳴を上げた。
TX Main-Subの故障でKENWOODサービスセンターに入院となった。
しかも入院前は我家は50A契約であるが月間電気料金が倍増した(空中線出力10Wでも、機械消費電力は500W)→これでは我がXに誓った合理性に程遠く忸怩たるものも生まれてきたが、この足跡を残すことができた(リタイヤー後、新たなEntityカウントを始めた)
JA3EJG局の『10db差を乗り越え100Entity QSOしないと仲間に入れない!』の呪文に立ち向かっている。
  このJT65Logは、カンバックの道その軌跡である

(注)Excel内の黄色が吾輩 New Oneです。しかもANTは上記写真GPです!



そして早、1年が経ってしまった。
国民年金から介護保険料が自動的天引きされる世に移り変わっていった。
お空の太陽黒点極小期を迎え、暗黒のバンドが続く冬型Condexだ。
そこで2015年末越えは、今までの総決算の意で以下の報告書作成に勤しんだ。



       カムバックの戸惑い! 

JT65A 通信の調査報告書 第4篇 「JT65A Decode Analysis Report C」 Version 4.031

 JT65A電波は『10W GP』で、どこまでDXingが楽しめるか!

『JT65-HFとWSJT-Xの鳴き合わせによるデコード結果の調査・報告』
 T65AにみるHFハイバンドの電離層「反射メカニズム」を推測する



 観測調査期間  自 2014/10/24 ~ 至 2016/01/26
  報 告 書 目 次

    作成の動機は?  まえがき

第1章   
使用ソフトにより「デコード差」の出ている事例研究(1-13頁:1.72MB)  推奨:A4サイズ両面印刷

第2章 なぜ「デコード出来たり出来なかったりするか?」の考察(14-28頁:2.51MB)

第3章   微弱電波受信というもののDX局とのHF QSOの実情は!(29-37頁:1.99MB)

第4章   電離層生成時と消滅時の前兆現象、電波伝搬ルート状態(38-52頁:3.37MB)

第5章   参考資料・受信記録集解説 (53-64頁:2.27MB)

    本研究報告書の到達点は? あとがき



   全文のDL(220ppi10.8MB)は、JT65-DX.comのWebサイトで配信されています「JA2ANX研究室」Tabへ

(補)本調査研究報告書は、JT65A利用時に於ける decode技術 の向上を目的とした調査観察報告であり、文中に各アマチュア無線局名を表記するが、特定の局を評価・運用操作の巧拙を指摘するものでない。
もとより各局運用は、その時々その判断が異なり
QSO事情は千差万別である。変動要素は電波状態に大きく左右するのであるから機能法的推論を試みるものである。

この発表を契機に、『2016ハムフェアー:平成28年8月20~21日』のJT65-DXコーナーをお手伝いすることになった。しからば今までの苦悩の道を、自分なりにまとめてこれからの入門者も方に少しでもお役にたてば心が晴れる・・・と思いしばらくDXingの比重を落とした。
時にDXCCは、97Entityでストップ。JT65で100を超えれば、新しいパラダイムが待っている・・・との期待が彷彿と我が執筆に向かわせた。



             JT65A 快適運用の極意 貴方のDXingの幅を広げる『JT65の見える化』とは?

JT65の解説記事や個人Blogで「JT65」入門記事は多くの先輩諸氏が貴重な体験を披露され、これからJT65を始めようとする方は体験談が参考になる。
それも、失敗談やなぜ改良に踏み切ったか、そして旧来に比し新しいものを見い出せた・・・等の余り理論的に偏らない庶民感覚の「ひとこと」が有益である。
記事に解説文章や発言の言葉に含まれる意味を汲み取れなくて、始めは素通りしたところも経験を経てから再読すると「味」がある一文にぶつかることもある。
JT65技術の接続技術っぽい記事が多かったように思われるが、微小電波を扱うので快適運用はJT65の『音や目に見えていないところ!』に肝がある。


 その1:周辺ノイズ問題
    ①PC内部は、妨害電波の宝庫であり、内蔵サウンドカードは使うべきでない。→SDR利用と同様、独立した「外部サウンドボード装置」を使う。
      →AFSKを使用する場合、裸の接続ケーブル引き回しは危険(入門者用安易な接続解説はその反動ですぐに興味が薄れる)。
    ②「回り込み」がダミー試験時では分からない。→ANTミスマッチに寄る反射波が自分の電波を汚している。また装置間のアイソレーションを確保すべき。
    ③家庭内電気冷蔵庫や電子レンジの電灯線上の電気ノイズを拾う。→AC電源側にも「ACコモンモードフィルター」を設置する。
    ④家庭外近隣の太陽パネル、高周波発生器等が周辺自然雑音を上げている。水平ANTや電柱より上部に給電点ならない場合は厳しい事を認識する。
     
 その2:PCの能力問題
    ①約48秒後の約10秒で全体域の受信電波をdecodeしなければ、次の送信が遅れてしまう。ルートが開けた時、バンド帯一杯の電波が一度に受信される。
      →CPUの能力限界を知る(量販店廉価機種はゲームや遊び用と思うこと)。
    ②極力周辺ソフトは外し負荷を軽く(DXSCAPEやHamSpotsは有用であるが)送信/受信に集中するソフト構成で荷を重くさせない。
    ③やはり64ビット機にしたい。→メモリー空きは3倍以上の余裕をルートは¥C直下に独立させる。PAE対応機ならばメモリーの増設を。

 その3:送信機の能力問題
    ①周波数安定度が定格仕様であっても(電源変化+連続使用温度変化+室温変化)の相乗条件時に耐えられるか問題である。
      →北米ルートでは、細い線一本の綺麗な電波が届く局が多くS/N比以上の効果を感じる。
    ②CWやSSB運用時に考えれない長時間運用となる(パイルアップ時は連続30分程度の1分間間欠運転と思うこと)。
    ③PWR絞って小電力送信が詠われているが、送信パワーを下げても消費電力は下がらない(国内製造機の大半はスイッチ/ピン構造であり合理的でない)。
    ④上記連続運転に沿う「空調フアンや空気流構造」になっているか、終段石冷却方法とその効果。→当面空気冷却流が流れる配置をする。
    ⑤AC電源電圧がフラフラすれば発射電波も揺れやすい。直流安定化電源で基礎をしっかりしたいものだ。

 その4;PC画面利用仕様
    ①ディスプレー画面には間接照明を当て、カラー選択は原色を避け中間色で目に優しくする。
    ②WF連続眺めはなるべく避け、プリント結果を斜めに読むこと。45分したら外の遠方景色で15分は目を休めること(労働基準法準用)
    ③大型デスプレーで(目を一点集中させない)、輝度を上げない

 その5:自分の立ち位置自覚問題
    ①運用していると自然に自局の限界が分かれば「イライラ病」から救われる。
       →自局ポジショニングは、設備とお空状況により判断する(本ページAnalsys Report Cの別紙1を参照)
    ②各部の最適化で0.1Wでも積み重ねれば1~2Wになる。ANT直下でSWR=1.0に近づけ、各部をΣすれは『合成の正解』が数Wになる。
       →『QRPクラブ』ニュースを見て、その精神と技を頂戴する。

の5本柱が直ぐに建てられた。



その1:周辺ノイズ問題は、『Report D 「JT65A 無線設備におけるノイズ問題と対策」v2.02 pdf』
その2:PCの能力問題は、『Report E 論考:パソコンの能力とは?「摺り剥がし」技法の視点 研究報告v1.03 pdf』
この2分冊は、ハムフェアー時の説明補助材として使ってみようと考えている。


残された課題は、太陽活動のボトム期から上昇期までに仕上げるとすれば、拙速に駄文で皆さまに困惑を与えることはない!
ゆっくりと「八十路」を向かるまでに仕上げれば「棺の中に遺品」として間に合うであろう。

JT65を最初に取り組んだ時のあの「JT65電波がデコードする瞬間の忙しさの中にある静観とした時間感覚」そのゆったり感を大切に人生を満悦したい・・・そんなスタンスで、ゆっこり、のんびりと取り組ませて頂きたい。
                                         2016july24 de:JA2ANX inagaki_ja2anx@j02.itscom.net

 

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