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実質QRTから約45年、途中上図写真中央のパケット装置で数年運用、その後Tasco社製のリグが壊れたので再びQRTのトンネルであった。 そして、古希を迎えて氷河期を超えムクムク!と甦りつつある「アマ無線」のユートピアに! ![]() とまどい:その1【受信術】失敗の巻 DSP機の受信方法は、真空管機時代とは真逆だ!・・・・の認識であった。 QRTしてから約半世紀ぶりに、偶然にKwnwoodのTS-950SDX機が我が机に鎮座した。(入手経緯顛末は別頁にて掲載します) 逸る気で、まずANTどうしようか?と思案し、昔の3/8λANTを繋いだが、まったくの無音、これではダメと外す際に中心軸線のみで雑音関知できた。 しからば、「ともかく線を引っ張れ、何か聞こえるはずである・・・」と100円ショップで40mのワーヤーを屋根から軒へ引き回しそして雨樋を経由して(近所とXYLには鳥防止と事前に説明)折り返しでなんとかベランダ手すり内に全長貼る。 そして、ダイヤル回すも何にも聞こえない?。ならばCWにSW on→なんとか数局がQSOしてるみたい。 ダイヤルを隅から隅までグルグル回しても、こんなにJAの空は空いているのか?そんなはずない・・・ どうしても、昔、9R-42を使ってた受信感覚の雰囲気と姿と違う。
こんな、今浦島状態で憂鬱になったり、イヤイヤまだ「今のアマ無線界をまだ見れていないんだ」「今の若いハム仲間の楽しみ方は理解が出来ない!変わっている」の座標軸変化に驚きを隠せない。また自己反省で、我、KENWWODのFlagーship機が悲鳴をあげている(俺等はまだそんなでない、よく現実をみろ!と叫んでいるようである)。 とまどい:その2【DX局の受信】失敗の巻 バンドの状況がどの程度開けていて、我が装置はどこまで受信できるのか珍局いないのか?なんてカムバック組の頭がよみ上げた。(まるで昔のナイスショット・シーンのみ浮かび上がるのと酷似)そんなんで、ダイヤルをくるくる回す、なにか静かだ!おかしい?と思いきやダイヤル1回転が10Khzであるがこれを早回しそてCW帯だれも出てない、不思議だな~JA局は国内スキップだろう・・・と益々ダイヤル早回し、バンドエッジに行くまでに疲れてしまった。 どのバンドも開けていない。しかしDXClusterでは、JAの猛者連中が地球の裏側の珍曲(私にとって)とQSOしている・・・ことがわかる。どうせ巨大ANTで1Kw局で山の上やセカンドハウスからの交信であり「金持ちの遊び極まるな~」なんて自己満足で、今日は寝るって決めたものだ。 数ヶ月して、どうもそんなこと無いな・・・と再び3.5~21までやってみた。→ダイヤル早回しで手が疲れた。しかし時々「おっッF8FAZが入感してるぞ!」とか、「W9NGAとVK4FWがどこか入感しないが競って呼び続けているぞ」そしてSSBでW6WBが7.142で肉声が聞こえ初めてのカリホニアが受かったうれしさがこみ上げてきた。 そんな状態で屋外PLCパブコメ締切とやらで忙しさに紛れ、しばらく放置。所詮こんなもんか?とも早々と決めていた。しかしこれが後から旧式受信術であったことが解りだしたのである。 なんとCWでDX局を探すのであるから500Hz&500Hzに設定していたのである。 諦めたころ夜中の3時頃目が覚めRA1TJ局のCQを聞きながら「えぇッの悲鳴」に気が付き、なぜ今時の受信機全面にバンドスコープ画面が鎮座益しているのか!・・・との意味がわかった。 今流の受信術は「決め打ち型で周波数どんぴしゃりへ急行だ」そして「行列が出来上がっている店(珍局)に並ぶのだ」そしてWatch、Watchでなく文明の利器を総動員駆使すべきである。 昔のダイヤル回す速度を手で微妙に調整して、影にかくれている珍曲を射止めるやり方(魚の釣り方が変わってきた)から大きく変化していた事を認識させられた一幕であった。 そこで、「ちょっと見の見解でアマ無線を語られてはたまったもんでない・・・」と、これは失礼!と次なる野望が頭を持ち上げた。 なにしろ、Condexは冬型だ。アマ局が増えたのに何故か静かだ!。ダイヤル回しても受かる局が少ない・・・。何が起きてるか、受信術が悪いのか?自己嫌悪に陥る。 そんなんで、HF全体の様子把握より3.5、7に絞って少しDXQSOの様子を探るべくANTを水平屋根伝いのLongWire(しかも長さ、線の貼り方もめちゃくちゃ)でJAの主要な局が5NNを送っている相手局が受信できなければ話にならない・・・・!QSOは相手局が入感しないと成立しないものと思いきや、この思い込みがとんでもない錯誤の時代である事が後程判明した。 とまどい:その3【アンテナ事情】失敗の巻 RXの受信口まで来ていなければ音にならない。そこでやはりANTだ・・・と心を入れ直した。 我が家(平屋木造一軒建:約35坪の狭域)は、かのバブル期後半に手に入れた華やかな地区と称される「青葉台」しかも青葉台駅から1分の至近距離で「どんぐり公園」の横と、くれば風光明媚な緑が多い明るい開けた地区を想像するが、急な傾斜地を平坦にした造成地である。 朝の東日は昼頃まで斜め日で、昼頃になるとやっと2階の広間が暖かく感じられる崖の下である。 そんなんで、半波長水平ANTなんて絶対無理。塔も基礎をする場所が無い。 しからば垂直系しか考えられない。 最近のCQ誌をむさぼる。たしか数年前CY0か、どこか超レヤーなDXped局と交信できたと大々的宣伝が乗っていた・・・その垂直ANTが浮かんだ。 どこの会社か?どんな型式か、すっかり忘れているので、CQ誌とやらを眺める他手段が見つからない。 CQ誌は(なんだ!最近は広告が少なくなりスルムになったな)をむさぼる事になったが、広告掲載はない。広告頁が約半分の厚さがあった時代からすると、これも時代の流れ・・・と納得させられた。 人生で初めてHamfair2011なるもの参上仕ったおり「EH ANT」コナーに捉った記憶たよりで、出てきた名刺がJA1WWB、JA1BBE、JR2AQN陣の「HFアンテナ研究会」面々の熱意であった。 その他、頭の隅にあったのは「マイクロ??てなアンテナ」だ。 ともにどこから電波が発射されるか?の議論が盛んである。しかし皆その昔の情報で、今は静か!決着がついたのか?どうなってるのか?結論はアース工事にあるらしい・・・と感じた。 そこでアパマンANTを求めて『特選ハムのアンテナ製作集』なるものでマイクロバード・アンテナに焦点しぼり就寝前はにやにやしながらこれを夢みて執筆JA1SCW局のHPを眺める毎日であった。 写真が多いのが、昔の紹介(CQ誌『アンテナハンドブック』)に比し、イメージしやすく助かる(恥ずかしながら拙者原稿もそのアンテナハンドブックにまだ掲載されている)・・・結論は、ともかくなんでもよい。やってみよう!だった。 そこで、近くの神社から竹を1本拝借し(その神社は誰の持ち物で誰に交渉すればよいかわからないので、黙って1本に竹を背に担いで逃げてきた)その戦利品が ↓この竹材、枝はそのまま。ぐるぐる無造作に巻いた姿 こんな伐採状態のままの竹にアルミ線全長が3/4λになるようにグルグル巻いた。竹の天辺では、長さ稼ぎの少ループ約20ターンが見える。(題してパラソル型ANT) (セコイ知恵:この天辺のコイル状の輪が朝日でチカチカ光る、よって近隣のおじさんにはヒヨドリ鳥の糞避け・・・と説明し、どこかの宗教行事とは違う!と絶呼した人間様に効果抜群に感じた。DX受信より近隣の付き合いのが大切であると自分で納得の自称パラソルANTと命名)これがベランダに上がってしまったのであるから、XY○には、これで鳥の糞害は無くなったとして快く了承させた。(作戦成功!) さすが垂直系である。凄い凄い! 我がノートには、CW受信でYO8DOH,RC9O,HL9CYP,JT1CO,4O3A(JA局は5NN送っているが我受信は229だ),BY1DX,LZ1771SDG,UT5MD,K1JD,3D2OU.OZ8R,F2GLO,M3LK,SP1KRF,ZL2AGY,UA3KN等(これらの局はビックガンと思われるが、水平型屋根沿いワイヤーANTに比べ、世界が広がった感じ一塩)相手局の微弱信号が、かすかに受信できる。 (しかしQSBの影響が強い、しかもJAが5NN送っているのに彼等モサ連中からの信号はノイズすれすれ、写真のようなANTであるが、さすがDSP受信機時代を感じる)でも、昔、胸がワクワクした高揚感はでない。 しかも3.5ではBA4TBがCQ出してja局が多数局がQSOをガンガンしてる。 なんだ昔「BY1PK」を脱兎のごとく呼び、胸を高まらせた姿が今の事のように甦み帰り、時代の変化・進歩!を感じる一幕であった。 DXやるならば垂直系に「心」は決まった。 今のアマバンドをみて【「怒鳴る」より「耳を澄」まそう」 by JA6HW】角居OMの言が身に染みる。 そして、2年間の受信のみで「今のアマ無線界に慣れる」の生活を終える。 (結局CW復活は諦めた 絵でみる、我がカンバック『JT65Aの旅路』 <HP未定稿第1.0版> ●釣り人→そこに魚がいた。 ●登山家→そこに見渡す雲海があった。 ●アマ無線家→そこに電波が飛んでいるのだ。 具体的内容は公表される12省庁の報告を待つが、我がリタイヤー後の人生の姿を想定するに(大袈裟だHi)これは今後の重要な共通理念があると感じた。 毎朝ジョギングを日課としていた「頭と体を使う」事(二日酔や気分転換に澄み渡った空を眺めればピカッと光るアイデアが出る時もあった)は、アマ無線は室内で机に向かって体を動かす事の少ない趣味であり室内遊戯・・・と自認してきた拙者にとって衝撃が走るものであった。 試しに受信してみると、受信完了しPC画面にコールが表示されてからの約10秒で「この局はNewOneか?、この局を呼ぶべきか、スルーすべきか?、2度目でないか、そしてパイル状態が予想されるか?、受信画面からみた相手局の相手局の振る舞いは? それに合うマウス操作が伴う、また我が愚妻の顔色は?」等々、この多面的判断を瞬時にせねばならない!。 しかも、現代は、呼出符号は数字が混入されてPrifexは2桁でカントリ-が瞬間に一致した時代とは隔壁の感がある。NewEntityであるか? 手元の『Ham Note Book』CQ誌付録を開いている時間は無い。約12秒の速さで次なるステージに移ってしまうのである。CWの世界は、誰でもどんな信号でも「5NN」である。瞬間に自己満足で消える「みなし交信」や「妨害電波」まで出る始末には、カンバックが視野に入っている老年には「驚きと虚しさも」同時に感じざるえなかった。 私達に「短波」という貴重な自然資産を与えてくれ、「短波」をコミュニケーションツーツとして技術開拓を行ってきた先輩達に感謝し守ろうとする理念も自然に芽生えたのであろう。そしてアマ無線界にもデジタルの波が来ている。近年脈動が伝えられるPSKもJT65も聞けばアマ無線家の開発と聞いた。それらが世界標準や規範に採用される時代にいたっては「アマ無線のパイオニア精神」健在を実感できた。 そんな再開助走があり、我がカンバックは『10W GP』そして『JT65技術』へと自然に進路は取られていったのである。 カンバックに際しての『関白宣言』 我家の食卓に「庭で育てたローズマリーを飾り、Xの手作り料理を楽しみにしながら、吹き抜け天井窓から、真珠婚式に見たデカポ湖上のカノープス星空」をゆっくり語らう時間などがあったか? それら人生航路を還り見る余裕は皆無であった。 「ハム」カンバックに際し、趣味が齎す効果で、残りの「約20年程度の人生」に一層の充実感を持たせたい。 これからは「永年連れ添った妻にイヤな思いをさせない・・・」が原点であった。それらは妻が嫌っている。 これらを最大限尊重し、実行動でその姿を見せることができるかの課題である。そして、墓場までと言わないが・・・いつか来るであろう「加齢現象と体力低下」を遅らせたい。何か記憶を蘇らせるもの(最近歌手の名前がでてこない)反復集中する事を探す。それは、何事も急かず焦らずゆったりとした人生リズムで過ごしたい。そして、些細な事でイライラせず、定年委嘱を終え家庭内にいる時間が増えた我が身を省みる ① 考えてみると、自分の家庭での居場所が狭くなっている。 等々を加味し、ハム・カンバック指針として これらは、それは真空管時代と今では、コールサインに数字が多く迷ってしまう自分があり、空をチラ見すると、高速「5NN」TUでは余りにも味が無いと感じからであろう。 そして、約半世紀のQRTで「半田コテ」も持たない状態、テスターも無しでのスタートであったが、JT65-HFのお蔭で経済的にも合理的なJT65Aの1stQSOが成功した。50年間ブランクを飛び越える感動を彷彿とさせた。このQSOで夜も興奮が続き朝方まで寝つかれない喚起の姿で甦った。 以下ハム界カンバックすると自分の誘惑に負けそうになる自分が見えたので、『関白宣言』で退路を断ち生起するであろう欲望を制御するため、妻より先に第3者に担保をしたためたのである。 ![]() 平成27年1月1日投函 年賀状 これで退路を絶った「ハイパワーや大型ANT」の願望は遠のき、反面、我が愛妻への絆は太くなろう!。 JT65を運用すると、数々の場面で敗戦しNewは涙を呑むケースが出てくるが、自分の『関白宣言』で装置・設備関係は自ずと決っている。これが自分に与えられた天命と思えば(自分の甲斐緒なしを証明してる)気が楽になり、愛妻にも笑顔で接しられる。アマ無線は相手双方とが電波が飛ん成立する遊びである。電離層の恩恵にあずかる自然が与えてくれた有難い地球資産を使わさせていただくのである。 これらは、受信:decord出来なければQSO出来ないのであり、後はANT利得で先んじるほかは無い。山頂の頂きにシャックを構えるほかに手段は無いのである。 サイクル24でこの冬型コンディションでは、HFハイバンドの21/28MHzのJT65モードが微弱電波のQSOでその有効が発揮できている。特に日の出時と日没時間帯のグレーライン地域が僅かな時間、僅かな電波伝搬によるQSOの可能性を体感できる。 我がカンバックJT65Aの旅路は、太陽活動サイクル24のボトム期にあたりCondexは最低、K=4~5が続き、Bamdは死状態でありWatchしても暗黒な毎日が続いていたが、この少設備でも、順調なスタートを切り出せた・・・と思っている。 ![]() JT65A 通信の調査報告書 第4篇 「JT65A Decode Analysis Report C」 Version 4.031 作成の動機は? まえがき
この発表を契機に、『2016ハムフェアー:平成28年8月20~21日』のJT65-DXコーナーをお手伝いすることになった。しからば今までの苦悩の道を、自分なりにまとめてこれからの入門者も方に少しでもお役にたてば心が晴れる・・・と思いしばらくDXingの比重を落とした。 |
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